左上の図は「ウィキペディア」からの引用である。
- 蔚珍原子力発電所(ウルジン・ウォンジャリョク・バルジョンソ)
- 月城原子力発電所(ウォルソン・ウォンジャリョク・バルジョンソ)
- 古里原子力発電所(コリ・ウォンジャリョク・バルジョンソ)
- 霊光原子力発電所(ヨングァン・ウォンジャリョク・バルジョンソ)
古里から福岡までは約200kmである。
福島第一発電所から東京までも約200kmである。
2008年統計
国 原子力 石炭 石油 LNG 水力 他 *注 LNG:液化天然ガス
日本 24% 27% 13% 26% 7% 0%
フランス 77% 5% 0% 4% 11% 3%
韓国 34% 43% 4% 18% 1% 0%
韓国電力公社(KEPCO)の2011年統計では、総発電設備容量7,881万kwの23.7%(1,868万kw)が原子力発電の設備容量である。2010年の年間総発電量4,746.4億kwhの31.3%(1,487.6億kwh)が原子力発電であった。
韓国の原子力発電の設備利用率は極めて高く、95%以上である。米国90%・フランス76%・日本58%に比べ非常に高い。
2010年度の対日比較
国 総発電量 原子力 人口 総発電量/人口
韓国 4,746.4億kwh 1,487.6億kwh 0.48875億人 9,711kwh/人
日本 9,064.2億 2,646.7億 1.27451億 7,112
増大する電力需要に対応し、韓国では今後もさらに多くの原子力発電所の建設が計画されている。2010年~2021年に12基の原子力発電所の建設を計画している。2021年までの計画では、原子力発電所の総基数は32基となる。
原子炉 型式 発電容量(万kw) 稼働開始(西暦年)
古里1号 PWR 58.7 1978
古里2号 PWR 65.0 1983
古里3号 PWR 95.0 1985
古里4号 PWR 95.0 1986
蔚珍1号 PWR 95.0 1988
蔚珍2号 PWR 95.0 1989
蔚珍3号 KSNP韓国標準型 100.0 1998
蔚珍4号 KSNP 100.0 1999
蔚珍5号 KSNP 100.0 2004
蔚珍6号 KSNP 100.0 2005
月城1号 CANDOU 67.9 1983
月城2号 CANDOU 70.0 1997
月城3号 CANDOU 70.0 1998
月城4号 CANDOU 70.0 1999
霊光1号 PWR 95.0 1986
霊光2号 PWR 95.0 1987
霊光3号 System80 100.0 1995
霊光4号 System80 100.0 1996
霊光5号 KSNP 100.0 2002
霊光6号 KSNP 100.0 2002
新古里1号 OPR-1000 100.0 2011
新古里2号 OPR-1000 100.0 2011試運転中
新月城1号 OPR-1000 100.0 2012試運転中
新月城2号 OPR-1000 100.0 2013試運転中
新古里3号 APW-1400 140.0 2013試運転中
新古里4号 APW-1400 140.0 2014建設中
新蔚珍1号 APW-1400 140.0 2015計画
新蔚珍2号 APW-1400 140.0 2016計画
新古里5号 APW-1400 140.0 2018計画
新古里6号 APW-1400 140.0 2019計画
新蔚珍3号 APW-1400 140.0 2020計画
新蔚珍4号 APW-1400 140.0 2021計画
韓国は新開発のAPW-1400の実績をもとに、原子力発電所の輸出に力を注いでいる。
原子力発電技術において、日本は韓国に大差をつけられている。このまま放置すれば、原子力技術の差はますます大きくなってゆくと思われる。
日本は「自然エネルギー・循環型エネルギー利用」の方向を目指しているが、韓国も「自然エネルギー・循環型エネルギー利用」技術の開発に決して手を抜いている訳ではない。
以上
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