名称 委員長 提出時期
国会 東京電力福島原子力発電所 黒川清 2012年7月5日
事故調査委員会 元日本学術会議会長
政府 東京電力福島原子力発電所 畑村洋太郎 2012年7月23日
における事故調査・検証委員会 東大名誉教授
民間 福島原発事故独立検証委員会 北澤宏一 2012年2月27日
前科学技術振興機構理事長
東電 福島原子力事故調査委員会 山崎雅男 2012年6月20日
東電代表取締役副社長:当時
- 国会の報告
- 政府の報告書
政府・関連機関に対し、提言の実施とフォローを求めています。
- 民間の報告書
それを許容した『規制当局』も、同罪としています。
- 東電の報告書
事故状況を整理してみます。
①震災時、1~3号機は、運転中でした。炉心が溶融して、水素が多量に発生し、原子炉建屋・タービン建屋共に『水素爆発』で大破しました。2号機原子炉建屋はブローアウトパネルが損傷し解放状態でした。
②4号機は定期点検中で、炉心溶融事故はありません。しかし3号機のタービン建屋から水素が回り込み、4号機も『水素爆発』で大破しました。
③5・6号機は、やや離れた別の高所にあります。定期点検中で、炉心溶融事故はありません。水素爆発もありません。
事故状況の写真を次に示します。『政府事故調』の資料から引用しました。
3号機原子炉建屋の損傷状況です。
参考までに、事故以前の『福島第一原子力発電所』の全景写真を示します。
南から北に向向けて撮影された写真です。
手前から1~4号機、やや離れた高所に5・6号機があります。
提供は東京電力(株)です。
炉心溶融した原子炉の型式は『沸騰水型(BWR) Mark-Ⅰ』です。
この型の原子炉は、格納容器の構造が複雑で、格納容器体積が小さかったのです。
これ以降の改良型BWRや、他社の加圧水型原子炉(PWR)に比べ、安全上の問題点が多かったようです。
1~4号機は2012年4月20日廃炉が決定されました。
福島第一原子力発電所の6号機は『Mark-Ⅱ型』です。
中部電力の浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の1・2号機は『BWR Mark-Ⅰ』です。
2009年1月30日をもって「営業運転」を終了しました。恐らく廃炉となるでしょう。
3・4号機は、『BWR Mark-Ⅱ改良型』です。
以上
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